生まれつき病弱で喘息や糖尿病、下半身麻痺で車椅子の生活を送る17歳のクロエ。母親のダイアンから愛情を受けて毎日を過ごすも、ある日ダイアンが新しい薬と称して持ってきた薬は犬用の薬だと知る。母に不信感を覚えたクロエは衝撃の事実を知るサスペンススリラー。
前々から話題を集めていた本作。ストーリーも面白そうだったので期待して鑑賞しました。まず1時間半という短さで畳み掛けたスピーディーな展開は良かったです。あっという間にエンディングでした。「search サーチ」の監督らしい見事な出来栄え。
母親のダイアンを演じたサラ・ポールソンの演技もなかなか。重病の娘を大切に育ててきた親切な母親という表の顔。その一方で意外な真実を抱える裏の顔が徐々に滲み出てくる様子も素晴らしかったです。
ただその衝撃の事実は読めてしまいやすく、派手さも思っていたよりは抑えめだった印象。もう少し手に汗握るようなスリラー感を期待してたので、そういう意味では少し残念でした。
そう思っていたら最後の最後で待ち構えていたオチにはニヤリとしてしまいましたね。何やかんや言いつつも結構楽しめた作品です。
