花椒

花のあとさき ムツばあさんの歩いた道の花椒のレビュー・感想・評価

3.9
秩父の限界集落を超えて、もはや消滅は時間の問題である集落を一人の老婦人を中心に約20年の歲月を追って作られたドキュメンタリー。

昭和25年当時は26歳だったセツばあさんはこの世界の片隅にのすずさんとほぼ同い年。水道が戦後になって家に来るまではすずさん同様井戸汲みを毎日していたそうな。

農業や養蚕業中心の集落も工場が近くにできるとサラリーマンやパートになり、子供たちは街を出ていく。

森林も管理されなくなると台風など自然災害で倒木、道路の通行止めも。

林業は治水の側面もあるし、材木としての価格競争以外の総合的な判断しないと産業は衰退してしまう

人がいなくなっても春になったら花は咲く。

故人をスクリーンに映すのって遺族の代表だけの許可で足りるのかな?
この集落に住んでいた登場人物全員亡くなっているわけだよね?

NHKの製作。映画を正規の料金で設定するのは受信料の二重取りのような気がしてならない。まあ、劇場版〇〇と違って映画にして初めて知る人もいるからこれはこれでいいのかな?
花椒

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