内容を表してない邦題で損してる。ナイトメア・シャーク(悪夢鮫)ということで、精神を疲弊させる&悪夢を見た人に実害を与える凶悪なサメが登場。それっぽい伝説の設定もしっかりある。
このテーマなら別にサメじゃなくても良かったのでは?とちょっと思ったけど、監督もサメ映画たくさん撮ってる人だから、単なる「悪夢ホラー」としてじゃなくて、「新ジャンルのサメ映画」を撮りたかったのかな。
悪夢を映像で表現しているのは上手くて良かった。何かしようとしてもできないとか、急に場所を移動するとか、知ってる人達の様子がおかしいとか、悪夢っぽい。
サメにやられる被害者たちが普通の良い人たちばかりで、被害に遭うシーンで面白がれないのが惜しい。こういうのって、嫌な奴が酷いやられ方してスッキリするという楽しみ方もあると思うので。
あれだけのことやっといて夢オチなの!?!?てなった。
口から消防車みたいな勢いで水を出すシーンと、MRIに吸い込まれる霧と化した悪夢サメにめちゃくちゃ笑った。