2021年8本目の劇場鑑賞。
令和90本目の劇場鑑賞。
住人が一人もいない不気味な住宅地に閉じ込められた若いカップルを演じる不条理スリラー。
物件を見学するだけのつもりが、
なぜか住宅地から抜け出せなくなり、
そこに住むハメになったカップルが、
次々と起こる不条理な事態に、
次第に精神をむしばまれていく恐怖をシュールな筆致で描き出す。
なんだこれ?作品。
ジャンルはホラーとなっているが、
どちらかと言うとSFに近いと思う。
原題のタイトルから内容が読み解ける。
冒頭の映像が本作のヒントになっている。
本作はとてもシュールで不気味な設定。
脱出不可能な住宅街で、
同じ緑色の住宅がどこまでも並び、
どこに逃げても必ず同じ場所に戻ってくる。
託された不気味な子どもは、
急速な成長を見せるが、
本来ならば可愛いはずの子供なのに、
全く可愛らしさがなく、
空腹になれば耳障りな奇声を発したり、
とても腹が立つ存在である。
親のセックスの腰の動きのタイミングで手を叩いたりする。
残虐描写は皆無で、
怖くはないが精神的に疲弊してくる感じ。