はやとん

ビバリウムのはやとんのネタバレレビュー・内容・結末

ビバリウム(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます


ようこそ、(悪)夢のマイホームへ🏠
Welcome to Yonder!

まじで気持ち悪く不気味で最高な映画でした。

新居を探すカップルのトムとジェマ。
ある不動産屋さんに足を踏み入れ、不動産業者のマーティンから、全てが揃っているという新興住宅街、Yonderを紹介されます。最初は、乗る気じゃなかったトムとジェマもマーティンの圧に押され、内見だけすることに…。No.9の内見を終え、帰ろうとするも、不動産業者のマーティンはいません。チャンスと思った2人は帰ろうとすると、Yonderから一向に抜け出せません。どこも同じ家、景色、風景。ガス欠でたどり着いたのはNo.9の家。2人は仕方なくその家に入り一夜を過ごします。
次の日から2人は必死になって"元の世界"に戻る方法を必死に探し出す。そんな2人のところに届くダンボール。そこには缶詰、歯ブラシ、肉など生活に必要なものが入っている。が、トムはそのダンボールを使って、SOSのためにNo.9に火を放ちます。瞬く間に火が広がるも、次の日には、元の姿に戻っているNo.9。そこにまたダンボールが届きます。そこにはなんと赤ちゃんと、【育てれば解放される】の文字。
そこから2人(+1人)の奇妙な生活がはじまします。

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最初のシーン。
先に産まれたカッコウの雛が、巣の持ち主の卵や雛を落とし、自分だけを育てるよう仕向ける托卵の様子が流れる。

映画を見終わった後に振り返ってみると、このシーンが全てを物語っているかのような感じがしました。
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少年が、トムとジェマの真似するとことか〔us〕に似てて、いい意味で気持ち悪かった。

【育てれば解放される】って意味は、元の世界に戻ることじゃなくて、終のすみかで肉体からから解放される、ってことなんだろうな。


この映画について、もっとたくさん語りたいです。誰か話しましょう。笑
はやとん

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