ラーチャえだまめ

ビバリウムのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

ビバリウム(2019年製作の映画)
3.5
『美空ビバリウム』




あ”ぁ〜あぁ〜♫川の流れのぉ〜【ビバリウム】…!!中野ブロードウェイの3階から4階に行くツワモノの皆さま略して全国の「変なもの好き」の皆さまにはもう既に拝見した方もおるやもしれません住み慣れたッ!!我が家にぃ〜!!を求め「夢のマイホーム」の見学に来たとある一組のカップルが体験する摩訶不思議アドベンチャー??なんとも見る前からブラックユーモア醸し出す社会風刺でも効いていそうな、二癖も三癖もアリストテレスなホラー映画、といった具合でしょうか?公開から数週間経ち気になって観に行ったワケなんでありますが


タイトルにあります“vivarium”とは生き物の生息環境を再現した空間、または飼育・展示用の容器の事を指すらしい。まさにカップルがやってきた住宅地というがまるでシルバニアファミリーが住む家のようにミニチュア感さえ漂い住宅地全体を見回してもあまりに簡素でシンプルなデザインゆえ逆に落ち着かない……いや「妙に生活感がない」んですよねぇ。でもって他に住んでいる住人の姿もなく、あつ森の住宅地じゃないんだから家がキレイに1列に無限に並べ建てられているかのような?まるで迷路のような構造の住宅地「ヨンダー」……ちなみにその“yonder”という単語には「向こうに〜」という意味があるらしく、永遠に続く“向こう”とでも言いたいのか……?




なぜ早く子どもを排◯しないのか




という“最悪の選択”が!?まるでその選択が“正しい”と“誘導尋問”させられるかのような!?そんな映画なのです。どんなに子どもが好きな方が見てもアナタはこんな化け物みたいな他人の子を愛情込めて育てられますか_?と試されるかもしれない。揺らぎますね〜コレは。マインドが己の理性が!!そして道徳心がぁ!?一体何が正しくて何が間違っているのか……だんだんとよくわからなくなっていく気分はまさに麻痺状態。“恐怖の感覚”。それこそが本作がホラー映画である所以、かもしれません。




↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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