マチャアキ

ビバリウムのマチャアキのレビュー・感想・評価

ビバリウム(2019年製作の映画)
3.3
夢の住宅街YONDERへようこそ
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なしてタイトルをYONDERにしなかった🤔
それだけでも随分と違ってたろうに、なんでビバリウム!全部台無し(ToT)

アイルランドとかめっちゃ家賃や住宅が高かったりするらしいので、若い二人には厳しい不動産購入。家が欲しいジェマは彼氏を連れて不動産屋へ。彼氏トムは別に今じゃなくてもという感じだが、店内で見た模型の住宅が残りわずかですよと不動産屋が呷ってくる。そして見るだけというジェマに、半ば強引に内見会場へと連れて行かれる彼。どんどん郊外へと進んでいき、不安になった頃、夢の住宅地YONDERに到着する。右見ても左見ても同じ家が続いている不思議で不気味な風景。🕴案内されたのは9号で、外観は黄緑色。ってか建っている家全部同じ色なんだけどー😲しかし内観は意外と普通。かなり気に入っちゃった様子のジェマ。戸惑い気味のトム。さて帰ろうか。。あれ?マーティンは?不動産屋のマーティンが見当たらない。車に乗って住宅地を出ようとするが抜け出せない。同じ所を巡っているのか、必ず9号に戻ってしまう😭結局ガソリンが切れ、陽も落ちて9号に泊まる選択肢しか残されていなかったー。




《プチネタバレ》
不気味な黄緑色の永遠にも続く住宅街には、ジェマとトム以外住んでないようだ。
何処からか届く📦には食料が、水道も電気も通ってる。暮らすには申し分ない。只々、暇を弄ぶだけ。住宅街を探索したり、火事を起こしてみたりもするが、一向に脱出できそうにない。ある朝も📦が届くのだが、中を覗いて∑(゚Д゚)赤ちゃんだ。きちんと育て上げれば、この迷宮から脱出できるようだ。
同じような日々に嫌気が差して、何かしないとおかしくなりそうなトムは庭に穴を掘る。何日も掘り続け、ある日この迷宮の核心に触れるとんでもないものを見つけてしまう。
さて、お子ちゃまはというとスクスクと恐ろしいスピードで成長していた👶🏻👦🏻🙎🏻‍♂️

結局ビバリウムって事で、何者かが観察しているということ。そして子供の成長が異常であることからも、観察しているのは人間ではないということがわかります。人間にとって代わろうとする得体の知れない何者かが、人間をより知る上で作り上げた世界。それがYONDERということになります。なぜ観察しなければならないのか。恐らくは、水先案内人ならぬ不動産案内役である次のマーティンを作り上げなければ、成長が早いこの生物の未来はない。そしてまた、新しく入居する観察対象者を探そうとしているのだと。生物そのものはとても弱い生きものであり、力任せに人間と対峙することを避けたきらいがある。その結果がこれ、〝限りなく人間に近付くことで種の繁栄に繋がる〟という事なのでしょう。そして、なぜ
ジェマとトムだけなのかも、穴の中で見つけたものによって以前も同じことが繰り返されてきたのだということがわかります。そして、この観察はまだまだ前段階であり、将来的にはこの街にもっと大勢の人間を呼び込むのではないかとも取れます。繁盛?すれば、第二第三の不動産屋やマーティンが誕生するのではないでしょうか。

不運にも残念な最後を遂げるジェマとトム役にイモージェン・プーツ氏とジェシー・アイゼンバーグ氏。この二人だから観た、その他の理由はいらない作品です。ほんとタイトルで損してる。
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