三太郎

ビバリウムの三太郎のレビュー・感想・評価

ビバリウム(2019年製作の映画)
3.6
不気味なホラーという感じで怖かった。
こんな不動産屋には行きたくないなと思った。
全て同じ形、色の住宅で一度連れ込まれたら死ぬまで抜け出せないのは本当に恐怖だなと思った。雲の形も同じで、おそらくミニチュアかCGの合成だと思うけどそれにしても現実感がなくて嫌な感じの映画だった。
あの世界は一体何だったのか。あの男が四つん這いで走って歩道を巡って逃げたけどなんなんだろう。その先で見た別の住人たちの姿は過去に同じ目にあった人なのかそれとも現在進行形で同じ目にあっている人なのか。
9番には何か意味があるのだろうか。9番目の囚われた人の意味なのか全員共通で9番なのか気になる。

あと主人公のカップルは全く見た目が変わってなかったし髪も伸びてなかったけどあの世界では体の見た目の変化がないのだろうか。でもなんだか歳をとったような雰囲気を出してたしもしかしたら現実世界よりも時間の進行が早いのかもしれない。

最後に子役の子の演技が良かった。ずっと不気味な感じだったし声がなんか違和感あったけどあの子の地声かな。青年になってからも表情がなくて不気味で怖かった。
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