たきよ

ビバリウムのたきよのレビュー・感想・評価

ビバリウム(2019年製作の映画)
4.4
ネタバレしていたらごめんなさい



最高に鬱にさせてくれました!!!!
何をしても抜け出せない世界に閉じ込められて夫婦仲は悪化していくばかりだしどこからともなく現れた子供にもイライラ要素満載!!
途中にでてきた本(?)が心残りだけどまだ日本公開されてないこともあってネットにも考察が全然ない!!これから時間をかけて謎を解き明かしていきたいと思います。
初めてみた字幕なし完全英語の映画がこれでよかった!!!
ループものの映画のなかでは過去一の胸糞だと思うので精神が安定してるときに観ることをおすすめします。



追記!(⚠︎確実にネタバレ含みます⚠︎)

あるサイトをみたらひとつ心残りだったことが解消されました。それは映画冒頭にでてきた鳥!!!最初何か分からなかったけどカッコウだったらしい、、、。そのカッコウの生態を調べてみました。
自分の卵をほかの鳥の巣に産んで、ほかの鳥に育ててもらう行動(托卵っていうらしい)をとる。カッコウは托卵する巣の卵を1つ外へ落とし、代わりに自分が1つ卵を産む。托卵をすると、あとは抱卵から子育てまでの一切を仮親鳥に任せる。という事なんだけどこれでピンときました。つまり最初に登場した不動産屋マーティンはカッコウ、途中ダンボールと共に現れた赤ちゃんはそのカッコウの子供、yonderっていうのは仮親鳥の巣、トムとジェンマは仮親鳥。あの不動産屋はマーティン子孫の仮親鳥をみつけるために存在していた。ジェンマが裏世界に行った場面からも分かるように過去(未来?)にもこの出来事はあってループしているってこと。これからも仮親鳥にとっては迷惑極まりない行為(死ぬまで育てることを強要されるからそれどころではない)をされる最高に不条理な映画だったんですね。
映画をみるとつくづく勉強しようって思わせてくれる。自分の知識がもっと広範囲に及んでいたらこの映画ももっと楽しめていたのになって感じます。映画から学ぶこともたくさんあるけど自分がもっと知識を身につけて映画を楽しみたいなって思いました。これだから映画はやめられない!!!
たきよ

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