ひでG

宇宙でいちばんあかるい屋根のひでGのレビュー・感想・評価

3.3
Filmarksあるある、、

皆さんは、スコアの基準が途中でぶれることってありませんか?

始めた当初は、3.0を基準にして、
「可となく不可もなく」の作品をそこに置きました。

たまたま、観た「ロイヤルナイト」を基準映画としてみた。

でも、段々レビュー作品が増えるにつれて、スコアの技術が甘めにふれてきた。

今、思えば、「ロイヤルナイト」は、結構面白い映画で、当時の3.0は低すぎ。
今観れば、3.5の作品、結構楽しかったし、可愛かったから。

で、長々書いたけど、この作品は、
まさに「可もなく不可もなし」の典型作品と言えるんじゃないかな。

今の僕の標準値は、3.3かな。
そして、この映画は、まさに標準値にピッタリだなと思う。

ダメ出しするような欠点もない代わりに
特筆するような長所も、僕は感じなかった。

悪くはないし、全体の雰囲気も好きだし、
一つずつのパーツもそれなりに丁寧に描かれているとは思うけれど、

なんだろう、何か入ってこないような、、

清原果邪の母、坂井真紀は後妻で産みの親ではない。
吉岡秀隆の2人の間に赤ちゃんが産まれる

彼女自身、それを認め切れない気持ちを押し殺している。

内面に悩みを秘めている若者を清原果邪が
繊細に演じている。
映画初主演ながら、彼女の演技者としての力量の大きさを感じます。

そんな女の子が屋上で不思議な老婆と出逢い、物語が動き出す。
ファンタジーの世界が広がる。
15年前だったら、樹木希林さんが演じたような役を、桃井かおりが軽やかにやっている。

初主演がベテランとの共演というのも、
果邪ちゃんにとって、とてもラッキーだったと思う。

ファンタジーシーンは難しいね。
何がどうして、って言えないけれど、
星ばあの会いたかった人が、、、

んん、そこが少し甘いと言うか、
んん、あの人とは、、安易かな、、


「新聞記者」と「ヤクザと家族」との間の藤井道人監督作品です。
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