numasan

宇宙でいちばんあかるい屋根のnumasanのレビュー・感想・評価

3.9
つばめの14歳の心境が、自分の中学生時代と重なるものがありましたね。(かなりノスタルジーの気持ちに…)
片思いの気持ちと家族の中での自分の存在の意味って何?と悩むつばめが、星ばあとの出会いで少しずつ心を解放してゆく姿を演じる清原果耶さんがとても良い雰囲気を醸し出していて、好感が持てました。星ばあ演じる桃井かおりさんの存在感はものすごく、やはり凄い女優さんだなと思います。
これは後でふと思ったことですが、話はつばめの視点で描かれているように見えるのですが、星ばあの視点で考えると会いたい孫に会って楽しい時間を過ごしたいと思うもうかなわない思いを同い年であるつばめと過ごすことで叶えたのかな…ってね。(考えすぎかな?)
ちなみに私のお気に入りのシーンは、最後に星ばあとの別れのシーンで、星ばあが別れ際にダンスを踊りつばめにも踊ってみなっと身振りされ、ぎごちなく踊って答えたところです。何だか心が温まりましたね。
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