KaZui

宇宙でいちばんあかるい屋根のKaZuiのレビュー・感想・評価

3.9
💬原作は、野中ともそによる同名小説。隣に住む大学生の浅倉亨(演:伊藤健太郎)に恋する大石つばめ(演:清原果耶)。様々な悩みを抱える14歳の彼女は、自由に空を舞う星ばあ(演:桃井かおり)と出会う。清原果耶の透明感と色彩豊かな画面が見事にマッチしており、"画"の力が凄かった。星ばあを筆頭に、登場するキャラクターも魅力的であり、鑑賞後に良い気分で余韻に浸れる素敵な映画。年齢を重ねた人間の年の功と、反対に、年齢を重ねてしまったがゆえに行動できなくなってしまったところを若い力に背中を押される様子が同時に描かれていたのがとても良かった。年齢や出会いにとらわれない絆に憧憬の念を抱いた。星ばあに会いたい。

初鑑賞:2020年9月5日
鑑賞方法:映画館
(札幌シネマフロンティア)
2020年201本目。
9月1本目。

🗣伊藤健太郎くんが好きなので鑑賞しました。そして、清原果耶さんの魅力にハマりました。推していきたいと思います。作品に関しては、実は何度か目が潤みました。この映画を観てから夜空の星を見上げることが増えた気がします。今度、展望台などとは別の、どこか普通の住宅街にある建物の屋上から、他の家の屋根を眺めてみたいと思いました。それと、劇中に登場した山形県の加茂水族館のクラゲの水槽が印象的でした。いつか行ってみたい。
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