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アンダードッグ 前編のバニラのレビュー・感想・評価

アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)
3.9
タイトルマッチで敗れた過去ある森山未來はリングに立ち続けていた。
アンダードッグかませ犬たちの物語、全てで熱量が半端なかった。
負けても闘う森山未來、デリバリーの運転手としても人生を見せる。
ロッキーバルボアのように負け犬が夢を掴むのかと思ってたら違ってた。
ボクシングにチャレンジする二世芸人の勝地涼が芸能界引退を懸けて試合に臨む姿も負け犬なりの意地だろう。
永遠に輝ける選手は一握り、負け犬だろうとも描く姿は立派なボクサーだった。
竹原のジムはいいとしても友近のお笑いスタジオはいらい、ジムの会長さんは理解者であって欲しいな。
ボクシング映画ではくくれない、人間の生きざまに人生の悲しみがあった。
若き悩めるボクサー北村匠海がストーリーの後半へとがぜん盛り上がる展開になりそう。
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