このレビューはネタバレを含みます
多分どこにでもいるアイツの物語。
お調子者の佐々木と同級生だった主人公たちが大人になり、すれ違いながら現実と過去に向き合う話。
これといって大した取り柄もない、ごく普通の登場人物たち。
ありふれた、そういえば昔クラスにいたような彼らだからこそなんとなく隣にいてくれるような、手を伸ばしたら届きそうな映画だった。
こんな青春いいなぁ、いつまでも馬鹿やって何となく集まれる仲間って素敵だ。
全体的に醸し出される哀愁の演出がうまいと思う。が、個人的には最後走りながらの語りがクサくて冷めてしまった。
主人公はこの先役者を続けていくのだろうか…。