少年アレックスの子供の頃の夢、それはミスコンで優勝すること。そして大人になったアレックスは、無謀にも男性であることを隠してミス・フランスを目指す…。
トランスジェンダーものではあるけど、主人公が自分らしさを求め、自分の殻を破って成長するストーリーです。ベタな展開ながら最後はウルッ。
主役のアレクサンドル・ヴェテールがすごい美しくて魅力的!そこに尽きる。ユニセックスモデルで、ゴルチエのウィメンズショーで注目を集めたそう。脚本はアレクサンドルの人生にもインスピレーションを得て書かれたのだとか。品があってキレイだった。
まだ世間一般では男だ女だというレッテルをなくすのは難しい。でも、この作品を観ていると、美しさは性別に関係なく内面から出てくるものなのだと思った。
周囲の人々も彼女の思いに触れ、少しずつ味方になっていくのも温かかった。
アンチ・ミスコンにも思え、こういう作品を世間体を気にせず気負いなく作るフランスって大人な国だなって思う。
✴︎hideさんありがとう✴︎