中学の頃なぞに山田悠介を読みまくった時期があって、TSUTAYAで題名を見て「え!映画化してたんだ」と思わず手に取った1作。
本を読んでる時はそこまで不思議に思わなかったけど、設定がガバガバすぎるなぁ
スイッチを他人が押せたり、いつの間にか交換していたり、昔の実験被験者が看守になれたり、自殺する心理を探る実験って事だけど、あんな極限状態で自殺させて一体なにが分かるのかという…
設定が「多発する10代の青少年の自殺の原因を探るため、10歳の子どもたちを監禁し、自殺装置のスイッチを持たせて自殺に至る心理を観察」って感じなので、楽しいシーンはほぼありません。むしろ死と常に直面している子供たちのお話なので、見ているだけでも辛いです。
でもこの映画を観た後は、普通に生きられるという事が何だかとても幸せに感じられます。
フィクション感ありまくりの世界観でも、観るものに訴えかけてくるものはリアルで、胸にドスンときました。