このレビューはネタバレを含みます
中国語の勉強するために見たのに8割英語だった。中国語を勉強したい人にとってはお勧めできない。(誰に向けてのアドバイスなのか)
移住による言語問題は、台湾人にとってのオブセッションなのか、とても良く見る。この映画では英語と中国語の問題だが、台湾語・日本語など様々な言語がない混ぜになった歴史なのだろう。
でもこの映画の真の主題は、言語の問題ではない。何故ならここに登場する台湾・中国人は皆英語が堪能で、コミュニケーションに困ることは殆ど無いから。
ここでは外国での居住権を巡る様々が描かれる。偽装婚約をし、政府(?)の目を掻い潜り、それを元にお互いの恋人たちと諍いが起こり…。明日住む場所が保証されないことってとても怖い。
同居するアメリカ人マリオと、台湾人の小漁は、互いに影響を受け変わり始める。部屋を片付けだしたり、英語の本を読み出したり。
ラストシーンは悲しい。死別と離別、友人と恋人、アメリカ人と台湾人、老人と若者。どちらかを見捨てるなんて不可能。「I’m always your friend.」