しょうちゃん

必殺! 恐竜神父のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)
3.3
恐竜に変身する力を得た神父が悪を切り裂くアクションホラー。

自動車事故で両親を失った神父のダグは、
心を癒すために中国を訪れる。
そこでダグは忍者に追われる謎の女性から化石になった牙を受け取る。
その牙は人間を恐竜に変身させる力を秘めていた。

冒頭から襲い来る衝撃のVFXなんだが、
斬新というか未完成品の映像を見せられる。
神父が恐竜に変身して忍者と戦う話だが、
日本の忍者ではなく、
中国の忍者である。
なぜ中国に忍者がいるのか謎?
神父が傷心の旅で中国を訪れるのが、
飛行機の演出もなく車で行ける中国。
どう見ても中国には見えないが、
そこはデカデカと「CHINA」のテロップと、
神父が「中国だ」と言い切る。
神父が恐竜になるきっかけになるシーンの後に気絶して、
気が付いたらアメリアに戻っている。
ベトナム戦争の回想シーンでも、
どう見てもサバゲーにしか見えない。
ここでのベトコン地雷のくだりは爆笑。
中国人はアメリカ人に対して中国語で話し、
アメリカ人は中国人に英語で話をして話が通じる。
会話が成立しているのに、
急に通訳が入ったりと意味不明。
クライマックスでの恐竜神父と忍者の戦いは、
着ぐるみの恐竜が暴れ回るグダグダな演出。
とにかくテロップで説明する。
ベトコンの地雷と、
ラストのテロップが最高に笑える。
酷いけど許してしまう。
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