Masa

グッバイ、レーニン!のMasaのレビュー・感想・評価

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)
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詩的な表現がおもしろい

“母は家の中が徐々に西側化するのも見逃した”

“世の中は流れを加速させてた
僕らは巨大な加速器の中の微粒子のようだ”

“車は夜を駆けた 宇宙を滑るように”

作中には『時計仕掛けのオレンジ』のオマージュらしきシーンも。

あくまでフィクションではあるが、ベルリンの壁崩壊当時の人々の生活の変化の様子が伺えて興味深かった。
ドイツ国民にとって「壁崩壊」は物理的な影響もさる事ながら心理的な衝撃も相当なものだっただろう。
また、旧東ドイツを懐かしむ文化はドイツ語で東を意味するOstとノスタルジーNostalgieをもじってオスタルジーOstalgieという言葉で表現される。
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