まめこんぶ

逃げた女のまめこんぶのレビュー・感想・評価

逃げた女(2019年製作の映画)
-

映画館で夜、映画を見るのがひさしぶりだった

帰り道味わった気分がもう数年も味っていないような心地がした
この心地は夜映画を見て、味わう以外に味わう方法が知りたい
私の住むhometownには映画館がないから

その気分が言葉にできない

夜、映画を1人で見て、丸い月を写真に納めたくなるような そして、帰り道口ずさんでいたのはhomecomingsのcakesとhereだった

そんな心地

カメラワークはおしゃれに切り取りましたとか言う気取った感じがなく、ズームを見るのはホームビデオ感があり、人が作った作品というよりももっとリアルなドキュメンタリーを見ているような気分になった

人間は意識とは裏腹に行動することがある みたいな発言に自分の下腹の肉を連想させる

波の映像が心地よく 音と映像 程よい高さのテーブルと椅子 切られたりんご りんごを食べるシーンは2回あったけど1回目のりんごの切る音 食べる音 心地よかった 1人で生きることを肯定してくれるような 孤独を 思考を言葉にすることの難しさなど

目の前の世界しか知らなかったという人生についてなど

猫のシーン

映画において動物のシーンは特に人間の意図を感じないから時として必要だと思った