むーん

逃げた女のむーんのネタバレレビュー・内容・結末

逃げた女(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

結婚後一度も夫と離れることのなかった主人公が夫の出張を機にひとりの日々を過ごすこととなり、旧友たちとの再会を経て感情が揺らぐ様を描く。会話、カメラワーク、人物造形、風景の全てにおいて凡庸で、取り立てて起伏のある展開もない穏やかな映画だった。会話劇ではあるものの、特に台詞回しに特徴があるわけでもなく、長回しが目立つものの、間の取り方が効果的というわけでもない。主人公の夫本人は最後まで登場せず、なんとなく彼女が関係性を語るセリフが嘘くさく聞こえてしまうのは意図的なものなのかは分からないが、核の部分を見せないという撮り方には好感が持てた。初鑑賞の監督だったが、決してきらいな作品ではなかった。