菩薩

逃げた女の菩薩のレビュー・感想・評価

逃げた女(2019年製作の映画)
3.6
キム・ミニの自分で浴室で切った後に美容室で整えて貰ってる途中で美容師が死んだのであろう「イカれた高校生」の髪型がアリかナシかの評価が分かれるところであろうが、今年度ネコデミー賞最優秀主演お猫様部門ノミネート及びとっくりセーター着用推進協議会強化指定選手としての座はガッツリ確保していたので良かったと思う。多分に自虐要素を含みながら、映画が持つ領域侵犯のエロスみたいな作品なんですかね?この映画を観ながらキム・ミニの幸福かどうか定かでは無い生活を覗きながら、他人の生活を覗き込むキム・ミニを捉えるみたいな、知らんけど。「同じ話を繰り返すのはマジで退屈、クソ、死ねばいいのに(そこまで言ってない)」と言いつつ用いられる反復と必殺のズーム(たぶん12回くらい?)、最後の韓国のアップリンクみたいなミニシネコンの労務環境が気になるところではある。
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