逃げた女の作品情報・感想・評価 - 65ページ目

「逃げた女」に投稿された感想・評価

ろ

ろの感想・評価

3.8
逃避先としての映画のあり方は大きな揺さぶりを与えないホン・サンスの映画そのものだ。よかったです。
なすび

なすびの感想・評価

5.0
ひさしぶりのホンサンスの新作ってだけで感無量😭

相変わらずキムミニかわいい…今年38歳!?まじ!?年齢不詳すぎる…。

わかりそうでわからないこの感じが毎回たまらないね…あと10本連続くらいでホンサンス新作が見たいねぇ…

この映画のキムミニは外側から見れば目立たないけどきれいな服を着て、友人に対してもわるいこと行わず円滑に会話をするし、自分の人生もなんとなくうまくいっているように見える、はずなのに、どうしてこの人がものすごく現実感がなくふわふわしているのだろう?どこにもつながっていない存在。他の人たちはどこかしら人間らしい一面もあるのに。平均より少し上みたいな雰囲気のキムミニ。マネキンみたいなキムミニ。映画を見ているときだけほっとしているようである。
moku

mokuの感想・評価

4.5
一見口当たり良く感じられるけど、キム・ミニのあまりの寂しさと空虚さにやられてしまった。
ホン・サンス、恐ろしい。
確認したい事もあるんで公開されたらまた観る。

<東京フィルメックス >
alsace

alsaceの感想・評価

-
ホン・サンスの映画は短いのが多いからハードル低い。これも77分の作品。アジア映画疎いけど、彼の作品って雰囲気が緩いから結構相性が良い。
今回も会話のズレとか展開を楽しむ感じ。地味目ヨーロッパ映画が好きな人には刺さると思う。
[監督本人が登場しない女性たちの日常会話] 60点

ホン・サンスは『それから』以来二作目なので初カラー。全身黒コーデのキム・ミニが二人の先輩と一人の知り合いを訪ねる准オムニバス映画。記憶からすぐに小盆れ落ちてしまいそうな他愛もない会話なのだが、それを鸚鵡返しやら三つのシチュエーションで繰り返すことで、それらの日常の欠片を忘れがたい存在まで押し上げている。それ以上に人との距離感測れない人みたいな唐突な急接近が狂ってて笑う(身近にあれくらいの唐突さで物理的に距離詰めてくる人がいるので余計に)。私はふてぶてしい野良猫や各シーンに登場する迷惑な男たちより、想像上の世界で場外乱闘を繰り広げる鶏が忘れられない。ホン・サンスがチラつくおっさんが大々的に登場しないだけでこんな心地いいんすね。

最後の10分だけ意識が吹っ飛んでしまい、どうやらそこが一番重要らしいので、一般公開されたらもう一回観ます。多分。
ムチコ

ムチコの感想・評価

5.0
夫について聞かれるキムミニ、その答えぶりはあからさまに嘘で、同じ嘘が繰り返されるたび、なにをこらえて何から逃げてるのか、とこちらが苦しくなる。
ぶてぃ

ぶてぃの感想・評価

5.0
東京フィルメックス
三部構成。同じようなシチュエーションが反復される。一部と二部の反復はとくにユーモラス。物語に闖入してくる鳴き声。外界の音がよく聞こえるように窓を開け放つガミ。彼女自身が、先輩たちやかつての友人の日常に入ってくる闖入者であり、覗き見る者でもある。今回は監視カメラやインターホンの映像にまでズームしていく。軽やかとも空虚とも言えるガミの存在。夫と5年間一度も離れたことがないという言葉には何の重みも感じられないが、とにかくよく食べる。先輩たちの家でも遠慮はないし、飲食禁止の映画館でも食べ物をほおばっている。

女性陣の強固な連帯。男性はもう論外という感じ。この映画に登場する男性はほとんど背中しか映らない。そんな中でもあのお方は登場しただけで吹き出してしまった。
ラストは、エンドロールが流れて一見すると綺麗に終わったかのように見えるが、自ら映画に戻っていくガミは、映画の中に取り残され抜け出せなくなってしまったようにも思える。
けっきょく『逃げた女』とは誰のことで、いったい何から逃げたのだろうか。

ソバージュボブのキム・ミニは狂った高校生みたいと言われていたが、めちゃんこかわいかった。

ズームによって捉えられたネコの名演も必見。
ゆみこ

ゆみこの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初ホン・サンス。


淡々と繰り広げられる会話劇の中に含みを持たせているように感じたがその真意にいまいち気付けない。

しかし、最後に出てくる映画のスクリーンを観て、ハッと気付くものがあった。
"逃げた女"、なるほどそういうことか。
人々が映画を観るように、傍観し、現実からの逃避。
CCTVやインターホンのシーンが印象的だったのもこういうことか。

展開の起伏がないからこその楽しみ方があった。
籠

籠の感想・評価

4.0
邦題から歌いたくなる浪曲子守唄の歌詞のように未練が似合うがそういう演歌メロディとは相反する流れで自国歌も流れないしコロナ前に男性陣がメインから外れた。これからどう進むのか興味深い。名画座でなくてもまさしくワライヤ・キャリーがいるとは驚いた。この楽しさが万人に伝わることを願いつつ新たな配給会社の試練が始まる。

2021.06.23 @ヒューマントラストシネマ有楽町
3.7→4.0

久しぶりに観て欠落箇所を埋めた。今夜は笑う人はいなかった。嘘か誠かどうとでも取れるテキトーな会話を笑える日もあれば笑えない日もある。この半年はやはり誰にも辛いものになってきているのかもしれない。観る側の感情がどちら側にも増幅される長回しの妙味があってしかも80分弱とは日本のホン・サンスが台頭するのは夢のまた夢か?自他ともに形容することはないようお願いしたい。
東京フィルメックスにて。

相変わらずこの監督の作品はパクッといけないんだけど、不思議と気になる。恒例のジャジャーンズームは楽しい。野良猫にエサをあげる私に大共感…。あとラストも…。タイトルも考えさせられる。

(やたらと出てくるリンゴはこの後観たTIFFの『アップル』につながる)

韓国版アップリンクが出てきておもしろかった…。パワハラはきっと日本以上にあるかと…