逃げた女の作品情報・感想・評価・動画配信 - 80ページ目

「逃げた女」に投稿された感想・評価

yontanu

yontanuの感想・評価

3.7
地味にとてつもなく孤独な映画
キムミニのペラペラな身体とよく合う、
会話のオンパレードと酒とごはん(と、りんご)

逃げた女と言うのは誰のことなのか、
キムミニの言うことは嘘ばかりの孤独を纏い、再会していく女たちのリアルも浮き彫りになる、
映像とは裏腹のジェットコースタームービー

ホンサンスらしいけど新しい、
ホンサンス映画
doi

doiの感想・評価

5.0
最初のうちは5年連れ添った夫から、あるいは過去の男の亡霊から逃げる巡礼の旅かとも思えるが、結局は自分の現在から逃れるために今の自分よりも不幸な女を探し出す旅、しかしそんな女が見つかるはずもなく戻る場所もない女が逃げ込んだ先はただ荒涼として誰もいない、冷酷にも切り取られた無の干潟。笑いながら見ていた後からその自分も含めて空恐ろしくなる、何も変わっていないホンサンスの映画。最初の長篇はこの干潟の風景と一幅の対になる。
キム・ミニの話しはすべてが嘘で、夫について聞かれてもあの答えしか持っていないから同じ話しになる。絶望的に寂しく、その孤独から目を背け、かつての先輩を訪ねるが誰も私の虚無には気がついてくれない。それぞれにはそれぞれの人生があって、私は私で他人は他人。過去の男に会いに行ったとしても、すでに時間は進んでいて、ここにも居場所はない。なにもなくなり、誰もいなくなり、その果てに私は空っぽな映画館の荒廃した海の向こうのスクリーンに吸い込まれていく。リアルから逃げてフィクションに、身体から心が離れて彼女はただ狂っていく。ホン・サンス版『鬼火』。
ホンサンスがいままでやってきたこといろいろ削ぎ落として今いちばんのホンサンス。ただただ寂しくて空虚。素晴らしかった。
はな

はなの感想・評価

-
そんなにたくさん見てないけど、私の中では今日ちょうどホンサンス気分でよかった!
フィルメックスにて鑑賞。
面白い!
ホン・サンス作品でも、たまに期待し過ぎだなと感じる時があるけれど、本作はイイ。
もう一度、観たい。
konchan

konchanの感想・評価

4.5
有楽町朝日ホールで鑑賞
最近作では一番笑いどころが多めな良作

でも猫がハイライトかな。
ホンサンスはいつも私が知らない韓国を教えてくれる。
t

tの感想・評価

3.5
『Grass』みたく、キムミニが3人の先輩のトラブルを目撃してしまう。監視カメラ、インターホンのモニター、映画のスクリーンと、画面の主題が3者を貫いているように思えるが…?1人目のエピソードが猫や鶏も含めドラマ性豊かで良いが、後半になるにつれて眠気が。。ホンサンスズームのタイミングが読み易い。イカれた高校生。
ズームや切り返しなど、当たり前としている撮影技法は当たり前ではないと気付かされた

第21回東京フィルメックス

2020年26本目
引く 寄る マッチカット フレーム内フレーム

四角く区切られた畑 インターホン 監視カメラ スマホ 窓 映画のスクリーン

区切られたものの間を横断するキム・ミニ。旧友(先輩)たちの過ごしたそれぞれの時間を垣間見る。
画面から見えた宙ぶらりんな26歳たちに彼女は自分をみたのかもしれない。
5年間変わらない夫婦関係の転換点に立っていながら過去にも縛られている彼女は映画館のスクリーンに映る海の映像を見つめる。
(映画館は逃避の場所?海の映像は変化しているのに変わっていないように見える?単なる癒し?)

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