チッコーネ

ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダンのチッコーネのレビュー・感想・評価

3.0
死去の2年前に制作されたドキュメンタリーで、本人の眼が光っていたからか、活動全体を俯瞰するような内容…、観終わってから改めてググりたくなる部分がないほどだった。
服飾についての細かな言及もなく(コスモコールのコの字も出てこない)、ちょっと食い足りなさは残るが、その分所有劇場やレストラン、そしてライセンス契約などのエピソードが垣間見れた。

彼は基本的にゲイだったと思うが、山をも動かすジャンヌ・モローとのロマンスについて触れた部分も。
知人のひとり(女性)が、カルダンの当時の恋人(男性)の気持ちを慮り「他の男に取られるくらいなら、いっそ女に取られた方がマシだと思ったはず」と同情のコメントを寄せているのが笑えた。
その意味でもカルダンは、未来的な生き方を貫いた自由人だったのだ。
まぁジャンヌ・モローに迫られれば、文化的なゲイはちょっと揺れるだろう…、理解できなくはない。

本作にもチラッと出てくるジャンヌ・モロー×衣装カルダンの『バナナの皮』および『マタ・ハリ』、いい加減にどこかがソフト化するか、配信へ回してくれないだろうか。