今回のレビューはBLがあります。
気持ち悪いと思った人は見ないでください
私がマンガコーナーを担当して刺激的だったのがBL本を買う人はどれも面白い人が多いことだ。
レジで ぽけー と立っていると髪の毛が爆発したのかと錯覚するほどのモリモリの髪型の肌黒ギャル(獣のように長い爪を装備)が買い物かごの隙間をBL本で無くすほどの かごをレジ持ってきた。
かご を持ち上げた瞬間、重すぎて腰がプルプルした経験は始めてだった。
彼女はそれを当然のように持ち上げ悠々と店を出ていった。
その後ろ姿は大和撫子だった。
別の日
私が働いていたお店はグローバルな お客様がよく来ていて、アジア系 白人 黒人なんかがよく来ていた。
レジに白人の女性外国人5人が私に「BLはありますか?」と英語言われ、パニクりながらも
「OK!!OK!! ヤオイボーイズいっぱいあるよ!」と貧相な英語でBLコーナーを紹介した。
外国人の方々はBLコーナーを見るなり興奮しまくりで、
「FOOOOO!!!!very nice!!」
「YEAHHHHHH!!! COOOOOL!!!!!」
と喜んでいた。外国人はよく感情を出すので この程度では驚かなかったのですが
彼女達はBL本に対して論争を開始したのだ。
たぶん表紙のどっちが 攻め or 受け の議論だろう。
(腐女子も大変なんだなぁ~)と立ち去ろうとすると
英語で「店員さん待ってください。あなたのオススメのBL本を私達に教えて下さい」と言われた。
(ワッツ!?マンガなんて人それぞれだろ…)なんて英語で伝えられないので困りながらBLコーナーの商品を見渡した。
そこで昔コミケで間違えてメタルギアソリッドの登場キャラ スネークとカズの筋肉モリモリのBLを見たのを思いだした。
これだ!
周りを見渡し、運良く ゴリゴリマッチョメンの本を見つけ、「This is my Best」「It's cool」とメチャクチャな英語で伝えた。
彼女達は
「Oh!!yes!!」
「I'll take it.」
「COOL!!Thank you!!」
「My Pleasure」
と喜びの歓声が生まれた。
やはり筋肉は全世界共通なのだと改めて思い知った日でした。