TS

スパイラル:ソウ オールリセットのTSのレビュー・感想・評価

2.0
【ソウの続編ではない】47点
ーーーーーーーーーーーーーーーー
監督:ダーレン・リン・バウズマン
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー
収録時間:93分
ーーーーーーーーーーーーーーーー
 2021年劇場鑑賞24本目。
 ソウシリーズ9作目にあたり今作は、ソウの名を借りた完全なる新作とみなして見たほうがまだ腹の収まりが良いかもしれません。ただ、そうとして見ても設定の弱さ、見応えのなさが目立ち低評価です。正統なソウシリーズとみなすならば間違いなく完成度は一番低いと思います。

 ジグソウの連続殺人が収束した世の中。豚のマスクをかぶった殺人鬼が、数々の警察官をゲームに陥れていくのだが。。

 ソウシリーズは1作目が高評価であり、以降どんどん失速していくシリーズとしても有名です。ただ、4年前に公開された『ジグソウ ソーレガシー』はかなり原点回帰がなされて個人的にはまずまずの満足だったのですが、今作ときたら全てが生ぬるくて何故今頃新作を出してきたと思わずにいられない。そして何よりも登場人物がおバカさんだらけ。なんで一人で怪しい所を散策するのか。それが一番危ないとわかっていてやるから恐ろしい。一瞬足りとも気を抜くな。だから簡単に犯人のエサとなってしまうのです。こういう設定は鑑賞者をイライラさせるだけなのでもう一工夫してほしいところ。

 で、ソウシリーズ最大の魅力でもある苦渋の選択と極刑。これがまた歴代のものと比べるとやや微妙か。相変わらず目を覆いたくなる熾烈な設定もありますが、ああ、こいつは助からないなと最初から思えてしまうからスリル感が少なくなってしまいます。それもそのはずで、今作の犯人は意図的に警察を狙っていて、ゲームをしていようが殺す気満々なので、かつてのソウ独特のスリルさがないのです。

 以上のことから、ソウの続編とは言いがたく、本当にタイトル通りオールリセットをして世に出されたものと解釈した方が良さそうです。ソウシリーズに慣れていたらなんてことないですが、世間的に見るとそこそこグロいので、そういうのが好きな方は一見の価値はあるかも。でもまあわざわざ映画館で見るほどではないかな。。