「裸の銃」シリーズのレスリー・ニールセン主演、007のパロディともいえる全編これバカ映画。ここまで気持ちよくバカをやってくれると見てても楽だ。本当にくだらないとしか言いようがないギャグも多いが、どんな細かいところでも常に笑わせようという姿勢がいい。やはりコメディというのはとことんやってくれないと消化不良になってしまう。
途中、「スピード」「明日に向かって撃て」「トゥルーライズ」「天使にラブソングを」「ボディガード」「パルプ・フィクション」等々のパロディがあるのもちょっと嬉しい。しかし、前半の勢いに比べ、後半は尻すぼみ気味。後半にもう一爆発あればもっと面白かったのだが。