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メイキング・オブ・モータウンのsonozyのレビュー・感想・評価

3.5
ソウル・ミュージックの金字塔、Motown Records/モータウン・レコーズのドキュメンタリー。英語字幕にて。

米ミシガン州デトロイトの西グランド通り2648番地にある一軒家「Hitsville USA」を拠点に、アメリカン・ドリームを成功させた、モータウン・レコード創設者ベリー・ゴーディ本人と
スモーキー・ロビンソンの2人の語りを中心に、少年時代から天才だったスティーヴィー・ワンダー、ジャクソン5時代のマイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロス&シュープリームス、フォー・トップス、テンプテーションズ、マーヴィン・ゲイ...などの当時の貴重な映像も盛り込んだドキュメンタリーです。

ベリー・ゴーディは、フォードのリンカーン・マーキュリー工場で働いていた時の経験から、自動車の製造モデルになぞらえた「The Assembly Line(組み立てライン)」をモータウンレコードのビジネスモデルとしたというのが面白い。(ストーリーもこのモデルに即して展開します。)

「Quality Control(品質管理)」会議によりソングライターやプロデューサーの競争心を煽ったり、スタッフも性別・人種多彩(品質管理のリーダーは21歳の女性)で、良質な音楽が生み出された環境が見て取れます。

ベリー・ゴーディと元副社長のスモーキー・ロビンソンは創業期からの旧友・戦友として仲の良さですが、過去の歴史の件で話が食い違い、どっちが正しいか賭けようと、電話で確認するシーンなど微笑ましい。

マーヴィン・ゲイの代表作にしてソウル・ミュージック永遠の名盤とされる『What’s Going On』が当初はベリー・ゴーディが反対していた話も興味深かった。
ベトナム戦争問題に触れた『What’s Going On』は、スパイク・リーの『ザ・ファイブ・ブラッズ』でも使われてますが、やはり名曲です。

現在は「モータウン歴史博物館」となっている「Hitsville USA」はさほど大きくなさそうな2階建ての一軒家ですが、ここの録音スタジオからモータウンのムーブメントが発信されていたんですね〜。