mikicaviar

なぜ君は総理大臣になれないのかのmikicaviarのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

圧倒される。
恐れずに、民主主義とはなにか?を
真正面から問う作品。

小川議員の
「それが事実に基づいていないものだとしても、
不安に対する間便な答えを国民が望んでいる」
「でもそういう社会が向かう先は、戦争か革命しかない」ということばの重さ。

監督自身の言葉である
「不遜なタイトルをつけたが、これは
『なぜ我々はこの人を総理大臣にできないのか』ということでもある」
が突き刺さって離れない。

政治記者を生業にしている
自分への戒めにもなった。
党を変えれば、
ついつい裏切り者のレッテルを貼る。
それもまた、「間便な答え」。
然るべき人を総理大臣に据えるべく
情報をとり、伝えていくのが自分たちの仕事。
背筋を伸ばしてあすからの仕事に活かしたい。
mikicaviar

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