「 なぜ君は総理大臣になれないのか 」
公開当時からこのタイトルに惹かれ
ずっと気になってた。
Netflixで見つけて早速鑑賞。
衆議院議員・小川淳也(当選5期)、49歳。
小川さんが初めて出馬した時の演説が
めちゃくちゃ熱く、その言葉に胸を打たれた。
力強くて真っ直ぐな彼の言葉が心にぐんぐん
入りこんできて自然と目頭が熱くなる…
そして劇中彼の演説を聞くたび何度となく
同じ気持ちになった。その言葉からいつも
揺るぎない熱いものを感じたからだと思う。
「 国民のためという思いなら
誰にも負けない自信がある 」
彼のこの発言にはきっと嘘はない。
当選するための公約を箇条書きにした
ものじゃなく、この国を変えたいとい
う強い思いが本気で伝わってきた。
彼のご両親が、忖度なく実直な息子は
政治家向きではないのではないか？…
とインタビューに答えてらした。
そう実は私たちも…
本当に正しいことだけを言っていたら
政治の世界では生きていけないだろう…
と薄々（本当は確信）気づいている。。
残念だけど。。
正しい世の中にするために政治や法律が
あるのになぜ？
そんな現実に気づき始めると途端に
勢い付いた気持ちが落ち冷めてしまう。
「なぜ君は総理大臣になれないのか 」
私たちが直接国のリーダーを選ぶシステム
ができないかぎり、小川さんのような人は
この国で絶対に総理大臣にはなれない。
選挙なんて結局、各政党の政治家の
おじいちゃんたちの派閥と利権存続の
ためだけにあるからだ。
小川さんは、
民主党→民進党→希望の党を経て
現在は自分の志しを優先し無所属
で政治家として活動している。
無所属では、今までの経験もキャリアも
0からやり直し。ほぼ新人議員と同じ扱い
になるのだという…
また一から出直し。望むことまだ何も
できないと彼は言っていた。
仲間（派閥）に入らないと何もあげないよ〜村八分。
そんなのただのイジメじゃないか💧
…また憤りでいっぱいになる。
でも小川さんは諦めていない。
色んな現実を知っても苦難を乗り越え
この国を変えることに挑戦していこうと
決めている。
だから私はこの国で小川さんのような
政治家が1人でも増えることを諦めない
でいようと思う（本音を言うと…諦めたくない）
彼のような政治家がいてくれるだけで、
この国をまだ信じたいと思えるから。
安倍政権の始まりから終わり、
小池百合子東京都知事誕生、
民主党分裂時の騒動を見ていた一国民
としても、とても興味深く見応えある
ドキュメンタリー作品でした★
