じゅり

なぜ君は総理大臣になれないのかのじゅりのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

折しも小川淳也さんが菅さんへの質疑で炎上しちゃった直後に観ることになった!ので、多少の先入観がある中での鑑賞だったけれど、映画の中では、とても真っ直ぐに政治のことを考えている人という印象が強かった。でもというかだからこそというか政治家としては不器用で、一喜一憂しながら頑張る姿は、一人の人間として応援したいと思わせてくれた。

党利党略に興味がない、と何度か言っていたのが、小川さんの純粋さと不器用さをよく表しているな〜と思った。母親の、「政治家より大学教授向きだったんじゃないか」って言葉には、小川さんの人生のことや、親の気持ちの難しさを考えさせられた。

私は選挙には必ず行っているけど、街頭演説はほとんど聞かないし選挙カーも無視してしまう人間だ。でも、彼らも一人の人間で、色々な事情や思いを抱えて選挙に臨んでいるんだと分かり、もう少しちゃんと耳を傾けようかなという気になった。
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