94歳かぁ、想像つかないけど、今でも既にあちこちガタが来てる気がするのにあとン十年後なんて、自分はとっても何かを新しく始める気にはなれない気がする。恵まれた国に生まれ、当たり前のように教育を受けられてきた人間にはわからないような想いを、彼女は長い間ずっと持ち続けていたんだろうな。
そうしたいと思ってもそれを実行に移すことはなかなかできることじゃない。彼女の志の高さと意志の強さには敬服する。そしてそれを成し遂げたことが彼女や周囲の人にとってもすばらしい経験になってて、そこもとてもいい。
学校って最近の日本じゃそんなにいいものと思ってない人もいると思う。いまの学校、特に日本の義務教育の小中学校は、単純に学びたい人が学びたいという欲求を持って行くようなところにはたぶんなっていなくて、ただ敷かれたレールの上に乗っかって通ってるだけのように思う。
目的意識もなくみんなが行くから行く場所に、こんなふうに純粋な学びの欲求をもってる人生の先輩がいたら、きっと学校はもっといいものになるんじゃないかな。日本もやったらいいのにね。学ぶことの大事さと楽しさを体現してくれる人が近くにいたら、学ぶって楽しいんだと思える人が増える気がする。今、社会に溢れてる問題も、あれやこれやだいぶ解決しそうな気がするな。
夜間中学みたいなところも今はあまりないのかな。「生涯学習」とかよく聞きますが、学びたい時が学びどき。それを踏まえてもっとこれからの教育システムとして考え直してみたらどうかななんて、ちょっと飛躍したけどそんなことも考えてしまいました。意外と大人の方がもう一度学校行きたい人多いんじゃないかな。
