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ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩のkerolのレビュー・感想・評価

3.8
新型コロナでステイホームが続く毎日。仕事もオンライン、飲み会もオンライン、帰省もオンライン、映画も当然オンライン。案外オンラインでも色んな事が出来るものだと感心しつつも、オンラインでは味わえないものもあるんだな〜、何となく賄えているように思えても、何となしに虚しさを感じている日々。

この映画のジャズ喫茶ベイシーは世界中からあらゆるジャンルの人が集う。東京でもなく、岩手にあるにも関わらず。
オンラインで満たされないものと、ベイシーの魅力が被るように感じたり。
人が集うとは何なのか?場や空間、人に会いに行く事の大切さ、そんな事を考えさせられました。

ジャズが好きな人、音楽が好きな人、オーディオが好きな人はもちろん、これに当てはまらない人も楽しめる映画なのではないかと思いました。色んな著名人もさり気なく登場したり。

個人的にはリード楽器を昔少しやっていたので、渡辺貞夫さんのリードとリガチュアについての吹き比べと語りが面白かったです。
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