墨石亜乱

マジンガーZ対デビルマンの墨石亜乱のレビュー・感想・評価

マジンガーZ対デビルマン(1973年製作の映画)
4.0
当時の印象での採点です。

市の多目的ホール(長崎市公会堂)のこども上映会※で観た印象が未だ記憶に残っている。
(※不定期で実施されていた低料金の映画上映会)

アニメヒーロー夢の共演による映画はこれが最初ではなかろうか?
まだアニメという言葉もなく「テレビまんが」や「まんが映画」と呼ばれ、作者や制作会社が同じという知識も無い頃だった。

不動明と兜甲児。2大主人公の対立には小学生ながらドキドキした。
何より、ワイドスクリーンを存分に使ったアクションが素晴らしかった。
小学生の目にスクリーンは巨大で、その両端を甲児と明のバイクが疾走する。
巨大な妖獣や機械獣が木々をなぎ倒し視界を圧して迫る。
テレビと比較にならない別次元の映像に圧倒された。

それまで、特撮ヒーロー派だった自分が、
計算され尽くしたアニメの画面設計(レイアウト)に目覚めた原点的な作品。魂に刻まれた、忘れ得ぬ一本。

でも、さすがに今観ると古い。
Zインフィニティの続編でデビルマンを登場させてくれたら嬉しくて泣く!
墨石亜乱

墨石亜乱