彼女たちの作品は『波のした、土のうえ』しか観たことがないが、それと大きく違っているのは、被写体が震災被害の非当事者であることだ。4人の若者(旅人たち)が瀬尾夏美によって書かれたある物語を割り当てられ…
>>続きを読むタイトルが良い
これは決して陸前高田を題材にしたドキュメンタリーではない。かつてあった陸前高田、その上にいずれ出来るであろう2031年の陸前高田、その狭間、変化の過程の交代地に生きてしまった人々の声…
このレビューはネタバレを含みます
助けられたかもしれない寄り添えたかもしれないのに結局そうはできなかったときのことってずっと心残りになる。
私は傷ついたこと悲しかったことを誰かに話すことで余計に傷つくから、亡くなった息子のことを話…
本日公開の『二重のまち/交代地のうたを編む』についてQJWebという媒体でレビューを書いています。
“東日本大震災から10年。非当事者の関わり方を映画『二重のまち/交代地のうたを編む』から考え直す…
ランドウォーク映画だ
歩くこと
「伝えることはできないけど、それでも伝えてくれる人は、伝える相手になにが伝わったのかを確かめたいから伝えるのだと思う」という冒頭の言葉。
なぜ彼らは、カメラの前で語っ…
震災当時は子どもだった若者4人が、陸前高田に滞在する。
嵩上げにより、かつての町と新しい町が二重化しゆく地で彼らが触れるものと、本作監督小森はるか+瀬尾夏美の十年とが響き合う。ありえた時間とありう…
一瞬にして人生を転覆させてしまうような未曾有の出来事を「語る」ということ、ましてやそれを「語り継ぐ」なんていうことはどうやったら出来るのか。言葉だけならともかく、その痛みや語りがたさも含めて伝えてい…
>>続きを読む元は2015年に瀬尾夏美さんが書いたテキストである「二重のまち」。
そこから端を発して、いくつかの映画とかインスタレーション作品とかワークショップに繋がっているとのこと。
なので、この一作品だけ…
ドリームショーラストの作品かな
舞台は陸前高田 ワークショップという形で「二重のまち」の元となったストーリーの方たちに若者4人がお話を聞きに行く
一見話慣れてない姿の4人に神経が削がれかけたが、それ…
(C) KOMORI Haruka + SEO Natsumi