96分、ハンモックに寝そべる柳英里紗さんを固定カメラ長回しで映し続ける。言ってしまえばそれだけの映画なのに、どうしてここまで心を奪われたんだろう…。
虫の鳴き声、風で木が揺れた瞬間、木々の間から太陽…
揚げ足をとったような作品だった。
目先のものの反対側を陣取ることで精一杯だったという印象。
明確な思想のもとに、定点カメラの手法が取り入れられた、というよりはむしろ、その手法のために全てが後付け…
これまたとんでもない作品を見てしまった。
『すずしい木陰』を劇場で見た幸福は、我が生涯に残る映画体験になると思う。
固定ワンショットの映像が96分延々と続くだけの作品。
劇場で見ないと成り立たない究…
柳英里紗がハンモックで寝ている姿を90分ひたすら捉え続けた快作にして大怪作。フレームの中では何も起こらないからこそ、たまたま撮れたという自然光の奇跡的な演出や、柳英里紗の寝返りや脚の動きに不意に心が…
>>続きを読むハンモックで眠る一人の女子の姿を定点で捉えただけっつう意欲作。
「画が全く変わらないスクリーンを固唾を飲んで見守り続ける我々」っていう構図に途中爆笑しそうになる。
体勢が少し変わっただけなのに「…
守屋文雄ってこんなの撮るの!って爆笑できる。(だっておじさん天国とかおんなの河童の脚本はほぼラリってんのに)アピチャッポンというよりはグスタボ・フォンタンである。音響の素晴らしさ!
フレームの固定は…