風来坊

7500の風来坊のレビュー・感想・評価

7500(2019年製作の映画)
3.0
ベルリン発パリ行きの旅客機をテロリストがハイジャックを試みる。自らも襲われケガを負った副操縦士は乗客と乗員を守るべく、狭いコックピットの中で必死の抵抗をするのだが…。アメリカ製の航空機内容が舞台のワンシチュエーションスリラー。

「インセプション」で初めて見かけましたが、ジョゼフ・ゴードン・レヴィットさんはやはり演技が上手く、ワンシチュエーションで出ずっぱりでも演技に飽きる事なく観ていられます。

物語としてはあるところまでは非常に面白いのですが、そこから先は予定調和というか消化試合のようで結末に向かうほど尻すぼみになる印象。
ワンシチュエーションの弊害として物語の選択肢が限られるため、致し方ない部分はありますがもう一捻り欲しかったですね。

狭い空間を上手く使った緊張感と犯人との距離感はなかなかでしたが、やはり盛り上がりには欠け物足りなさは残ります。
それでもワンシチュエーション物としては悪くはなかったと思います。

まとめの一言
「ガラス」
風来坊

風来坊