このレビューはネタバレを含みます
備忘録
20年前の過去と現在を繋ぐ電話が、主人公の人生を狂わせるサスペンス映画。
過去の事象の結果が現在に反映される際の演出が良い。
20年前の殺人鬼と直接接触できないもどかしさと、どのようにして殺人鬼を追い込んでいくのか目が離せなかった。
また最後のカットまで衝撃的で、二転三転する展開が良かった。
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脳内整理
タイムパラドックス系の中でもパラレルワールド構造。過去と現在が並行して進行し、ある時点の過去改変の結果が、その時点の現在へ反映される(パラレルワールドにうつる)。
殺人鬼と過去に出会ってることになってるのに、主人公になぜその記憶がないのかなどは、パラレルワールド設定ということで解釈。
母親と殺人鬼が2階から落ちた結果が、母親生存&殺人鬼消えるというルートの現在だったのに、最後のカットで"主人公と母親が電話する前に殺人鬼が電話してた内容"で、さらに現在が書き換えられるのは矛盾があるように感じた。
以下の2パターンでなんとなく整理。
・母親生還ルートが正しくて、最後のカットは演出でしたパターン
・母親生還ルートは主人公の妄想で、実は殺人鬼に捕まってましたパターン
過去に起きた爆発事故に誘い出す展開が、主人公頭いいな〜って思って印象的。
パクシネさんがめっちゃ美人。
エンドロールのラスト一文もおしゃれ。
「万が一 事実と合致しても
偶然によるものです」