君は永遠にそいつらより若いの作品情報・感想・評価・動画配信

「君は永遠にそいつらより若い」に投稿された感想・評価

児相への内定が確定し卒業を間近に控えた主人公をめぐる物語。
なんとなく浮ついた学生生活の残滓を惜しむようなチャラついた話なのかと思っていたら、あにはからんや残酷で重苦しいストーリー。
キャストがみな魅力的でよかった。
引き絵も多く暗いトーンが作る雰囲気は好みだった。
ic

icの感想・評価

2.3
みんなどこか傷ついて、でも敢えて言う場面もなくて、たまに漏らす。救えたかもしれない何かがたくさんあって、それに気づかなかった自分に嫌気がさしたり。

キャストがみんな自然な演技で心地よかった。キャンパスを覗いたら、隣の席で繰り広げられていそうな。

一人で生きてると思うな、という話なのかな。意外と助けてくれる人はたくさんいて、その人たちさえも傷つけているんだ。
POP

POPの感想・評価

4.4
こんなにリアルに過不足なく、大学生女子の日常感覚…特に印象的なのは普段は全く意識してないレベル、だからこそタチの悪い男性社会への鬱屈した意識を掬い取った映画は無かったんじゃないかな。主演佐久間由衣の他者に対する遜った会話(それが嫌な感じに見えずに非常に魅力的なのだけど)が彼女の中にある男性への怒りや恐れによるものだということがうっすらと見えてくる序盤。
なんの話なのかはよく分からずプロットが見えてこないのに何故だか画面から目が離せない。ふつーの大学生の日常描写を映画的に切り取るだけで魅せてしまう演出の手腕に驚かされた。

見終わってみて、なるほど。この映画は主人公が努力して変わっていくというよりも、素敵な出会いが奥手な主人公を勝手に変えてくれるという日常の中にある奇跡がテーマになっている映画だったのだなと涙が出る。
正直中盤観ていてノッキングしそうになるところはあった。それは、変われない主人公が自分を「他人の気持ちを汲み取れない欠落した人間」と自己評価してだから処女なのだと話すが、その欠落がドラマの軸になりそうでなっていないからだと思う。
そこまでで恋愛になりそうになる男性2名に対して主人公の不器用さをもう少し描いてくれれば。プロットのほとんどないエッセイドラマとしてかなり乗って見れたんだろうなと思う。

だけどもフェリーの中で初めて堀貝が猪乃木に想いを伝えるシーンは感動的である。堀貝の欠落は青春の普遍的な欠落=他者との距離感が分からない事であり、猪乃木との偶然の出逢いが勝手に彼女を変えようとしている瞬間!だからこそもう一度ラストで2人のツーショットは観たかったけれど、少女が大人になる瞬間を映画は見事に捉えたと言えるだろう。

男性社会への鬱屈という視点で語るならいやらしくない絶妙なバランスでその要素を入れ込んでるのが良い。堀貝には男友達もいるし、普段はモラハラ的にいじられても「負けることは想定内」という意識でいるという感じが非常にリアル。想定した以上のことは考えないように、傷つかないように生きている。普通の人が描けているからほとんど何も起きない映画が人を惹きつけるんだと思う

このレビューはネタバレを含みます

男は男を演じていて、女は女を演じているのであります
演技ウメーってなったな~奈緒~
思考のプロセスとしては、児童失踪事件→誘拐→売春→社会が持つ責任→(ネグレクトを始めとする虐待)→児童福祉司?なんですか?
本人にも釈然としないそのプロセスの先にある職が、実際に役に立つのかどうかは結局よくわからないままでいて、それを自分の責任というか自分のせいにしているところをブレイクスルーする過程がこの映画の中身なんですが
そういう構造にある、というか、大概の職業が、今のところ、よくわからない社会の大きな波みたいなものに飲まれつつあって、そういう遠回りでしか自分の生きがいとかやりがいを見つけられないのが今だと思いますけど
その是非は一長一短なのでなんとも言えませんけど、それが少なくとも自分の中ではっきりしていないのであれば自分にはなにもできないとも思います
結果として一人にできることなんてのは限られていますが、それを自分の想像力で遠くの誰かになにかを伝えるなり届けるなりが見据えられるかどうかという、それがあるかどうかで死ぬかどうかが決まってくるようなそんな気さえしてきますわね~
結果として死んだホミネもそういう自分と社会のやるせなさに、というか目の前の誰かを救うための行動が広く薄く敷かれた社会の規範の中で矛盾として立ちはだかってしまうことに打ちひしがれた先に、自分と社会との関係性を思って死んだではなかろうか~
全くよくあるというか、その意味でホミネは社会に殺されたんであって、見えづらさの中にある暴力を常に見つめる必要があるんであって、のほほんと暮らしていけやしね~ね
ホリガイがず~っと演じているキャラみたいなものは誰しもが持つものだとは思うけど、それがなんとも言えぬ周囲のありふれた暴力性によって育まれているものだと思うとなんとも言えんですね
そうやっていわば自然に育まれていく社会の中でのキャラがどこかに結実していて、虐待なり誰かの犯罪性につながっていくのかも、とも思う
演じることで全体として生まれていくそれぞれの性にこびりつく弱さと強さが、暴力性と結びつくのはままある気がしている~性だけに限った話ではないですが
イノギがショウタくんの部屋に見えたの~はおもれ~ってなるね~
イノギが母だったんかなとも思えてしまうように見せるのは、めちゃくちゃ意味ありげですよね
性暴力の先に生まれる命がないとは言えないわけで、実際にはその二人は関係ないんでしょうけど、そこにある構造は規模の大小の差なのであって、現代の社会が持つ性差の暴力性に変わりないですね
誰かが誰かによって生まれていて、当たり前に見えるその構造が、果たしてそれ以前に、どういう過程をもってあるのかは全くのブラックボックスなのであります
望まれるかどうかは結局のところ、本人の知る余地はなく、そこに性差による暴力がないとは正直、言い切れないのであって、所詮は環境っていう二文字で言い表されるものでありますが、それすら是正することができない社会に生きている我々が、やっぱり最先端というか、発達しきった現代社会とは到底言い難いとも思います
君は永遠にそいつらより若い。

って励まされることなくワタシは悲しくてすこし恐ろしくなったりもした。
なんでだろうか。
すごく疲れていて、すごく怒ったり、すごく悲しくなったり、すごく消えたくなる最近だ。
そんな時に観るべき映画だったような気もするし反対な気もする。
でも見終わって中途半端な気持ちがぶらぶらとぶら下がっていてそれが心地良くもあるし気持ち悪くもあって、泣いている。

映画とは関係なく、泣いている。


映画のなかには分かりやすく悲しい出来事があった。でもそれで泣くことなかったな。映画の中の人たちも画面のこちら側も。
それでも悲しい出来事が起こってしまった所以やそれ以後の世界に自分がまだいることが苦しくなる。
そして色んなものが今までとは全く違ってみえて虚しくて悲しく感じて、何かをすごく大切に思う。
楽しく一緒に過ごしたいとかそう言うことより、大切な人が無事に生きていてくれますように。そしてその人がワタシ以外からも大切にされる世界でありますようにと願う。
それしか考えられないな。
自分のことなどそんなどうでもいいんだけれど。
たまに声を聴けたり、知ろうと思えばすぐそこに近況がみえる世界だったらいいな。

焦燥に駆られて行き過ぎた選択をしてしまいたくなりそうな深夜。

朝がくるのが嫌だなあと思う。
アム

アムの感想・評価

3.9
それぞれのキャラクターが愛おしい。
自分の手の届く範囲からでいいからしっかり誰かの手を握っていて、と言われたように感じました。
NEO

NEOの感想・評価

3.2
言葉に出来ないなら沈黙もまた正解
論より証拠、巨根の根拠は何処へ?
正直ぶっこみすぎて気持ちの整理が追いつかないそんな早く切り替われるなら人間苦労しないよ
ご飯があったのにないって言ったイノギさんめちゃくちゃめちゃくちゃ優しくて不器用だね
みなみ

みなみの感想・評価

3.4
サトウのごはんあったのにないって言った猪乃木さんとってもやさしいし 堀貝さんのことほんっとに大切に思ってるのつたわった
筍

筍の感想・評価

3.5
きょこん⁉️は羨ましいです🤣

ということで、佐久間さんと奈緒さんの
悩みを持つ人達の現代劇。

佐久間さんみたいな女子っているよね~って共感しちゃいました。
カッコいい女子っぽいんだけど、メンタルは弱めで経験人数も0。
奈緒さんは心と体に傷を持つ女子。
こんな二人が出会って起こる様々なこと。
結局、同性愛なのかはわからんけど、いいコンビでした😊
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