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国葬のkentaのレビュー・感想・評価

国葬(2019年製作の映画)
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空間の物語である。空間的広がりをもつ、ソビエト全体に渡る国葬が、1つの空間に統合された。あたかも、ここでうつされるものがそのものとしてあったかのようだ。これが国葬であったのだと!!映画は、物語は、作者によって時間を与えられたということを、まったく顕にしない。作者の手の跡を、それによって作られた作品が拭い取ってしまう。ここに、記録映画のアートがある。芸術である。
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