まいたけ

水を抱く女のまいたけのレビュー・感想・評価

水を抱く女(2020年製作の映画)
3.8
オンライン試写会にて。水の精霊ウンディーネの神話を基に、現代ベルリンを舞台に描く哀しい宿命をもつ女の物語。

映画自体短く、ストーリーはシンプルだ。「音」が物語の緊張感やミステリアスさを際立たせている。それゆえに劇場の音響で観た方がよさそう。水の音、電車の音、バッハのコンチェルト。恐怖や不気味さ、不安な感じが終始音として漂っていた。

ベルリンという都市の持つある種の冷たさや暗さが感じられ、この作品の仄暗さとマッチしていたと思う。
まいたけ

まいたけ