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セイント・フランシスのAbeCinemaTVのレビュー・感想・評価

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
4.3
勝手にフランス映画だと思ってたし、なんとなくほのぼの系かなと思って、優先順位低めにしていたけど、なるほどこれは名作ですな。子供がマジで自然で本当にこういうひねくれガールいそうだよ!わたしは最悪、にも似たような30代女性のこれからどうしていこうものって感じだったけど、俺はこっちの方が好き。共通点として大きいのは決して主人公を共感できる人物に少なくとも前半はしていないという部分。言ってみれば、女性に「正しい存在」を押しつけることが多かったことの反動なのかもしれない。あとなんか軽くベッドインしちゃうところも近いよね。両方印象的な走るシーンもある。特に今作はダメな部分がある人間だけで構成されているんだけど、パズルのピースのように上手くハマるとお互いにとって支えになることがだんだんわかってくる。そのプロセスが素晴らしい。あるキャラクターが泣いちゃうシーンは明らかにターニングポイントだがこちらももちろんそのシーンで感動。ぎりぎり見られてよかった〜。
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