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東京リベンジャーズのYACCOのレビュー・感想・評価

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)
3.5
アニメを見て、原作を読んで、映画に行きついた。
この漫画の実写化もなによりキャストが原作を裏切るものでないことが重要だと思うので、見るのを少し迷ったのだが、鑑賞。
タケミっち演じるは北村匠海。うん、良かった。たまに見ているこちらをイラっとさせちゃうタケミチの弱さも、それを克服しようとする不器用な強さも原作のイメージ通りだった。そして、マイキーとドラケン。マイキー原作の勝手なイメージよりかなり男だったし、正直ドラケン少し不安だったのだが、このふたりにならついていきたいと思わされる。そんなマイキーのカリスマ性、ドラケンの人としての魅力を感じることができた。もう、それだけでも満足のいく仕上がりだったと思うのだが、溝中五人衆、あっくん演じる磯村勇人かっこよかったし、「君はいつも突然やってくるね」のヒナタも可愛かった。
もう少し見たかったのは半間修二。まあ今回の構成上致し方ないか…
東京卍リベンジャーズはタイムリープものとしての謎解きの面白さも勿論だが、キャラクターひとりひとりが魅力的なので、やはりこのキャスティングは重要になってくるのだが、そこをしっかりと再現してくれたのは嬉しい限りだった。(そもそも、現代に不良をかっこよくみせるのは実は結構至難の業だと思うのだ)

今作は、「8・3抗争」までということで、うまく改編し一応の終わりを向えたことになっている。原作漫画も現在進行形中だし、とても良いところで無理のない改編をして楽しませてくれたと思う。
原作のほうもまた盛り上がってきているし、この終わらせ方ならば次作の映画に繋げることも可能な終わり方のようにも思うけれど…さて、どうなるのでしょうか。
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