2021年観賞86本目。
実力派俳優たちによるハマり役の多さが勝因か。高校生設定への変更も正解だと思う。
原作漫画は単行本で全て読んでから鑑賞しました。
原作はそれなりに楽しめたのですが、主人公たちの年齢設定が中学生ってところにどうしても乗り切れない部分がありました。
男同士の熱い友情と戦いは良かったんですけどね。
しかしその設定が本作の実写版では高校生設定となっており、ややリアリティが増したように感じて良かったです。
そしてなんといっても山田裕貴の「ドラケン」吉沢亮の「マイキー」がハマり役で、それだけでこの実写化は成功が約束されていたようなもんです。
そのくらい良かった。
特に吉沢亮はイケメンなのに顔芸できるチャーミングさもあって、まさにマイキーそのものでした。
原作ではかなり長身なドラケンのサイズ感を再現するために、上底の靴で激しいアクションをこなした山田裕貴もすごい。髪型の再現も彼の本気さが伝わってきましたし。
こういう漫画原作の作品だと、キャラクター再現度がノイズになってしまいがちなのですが、その辺をあまり感じることなく鑑賞できました。
原作漫画でも迫力のある大人数での喧嘩シーンですが、やはりこういうシーンは実写の方が良いですよね。
ノイズや違和感を少なくする事が出来ており、原作の良さをむしろより強調する事ができた、近年では「るろ剣」に続くマンガ原作映画の成功例の一つだと思います。
2021/7/11鑑賞