MamiWatanabe

グリード ファストファッション帝国の真実のMamiWatanabeのレビュー・感想・評価

3.2
スティーブ・クーガン演じるリッチの白すぎる歯がとても目立つ。ほぼ新庄剛志だった。

本当に面白かった。ただ、面白いと言う表現が合っているか分からない。
ずっと胸糞悪いし、ずっとニヤッとさせられるし、リッチの末路はスカッとするし、世の中の金の仕組みに虚しくなるし、とにかく感情が揺さぶられた。
金持ちが金持ちになる理由がつくづく分かる。
世の中は搾取する側とされる側、虐げる者と虐げられる者、どうにもこうにも二択しかないんだと痛感。

始まりに「GREED」とタイトルが出た時にブラピとモーガン・フリーマンの「セブン」では弁護士がGREEDの罪で殺されてたなぁとぼんやり思った。。。

マイケル・ウィンターボトム監督&スティーブ・クーガンと言えば「イタリアは呼んでいる」で食への憧れを猛烈に膨らまされ楽しませてもらった記憶が残っていたけど、今回は全く違う社会の仕組みを嫌と言うほど見せつけられた。

そしてラストの息子の変わりように、これからもずっと続くであろう悪夢が想像出来てため息。。。

コリン・ファースやコールドプレイのクリス、キーラ・ナイトレイもマジもんが出てた!ベン・スティラーも!
セレブや有名人もこの社会の金の仕組みに組み込まれてる。「ハッピーバースデー♡」とコメントするだけで大金が入るのなら、尻尾振るなんて何ともないわな。3回まわってワン!だってする。

それと「グラディエーター」も見返したくなったりして。精悍な頃のラッセル・クロウと青白いホアキンに会いたくなった。。。
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