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タイラー・レイク -命の奪還-のnileのレビュー・感想・評価

4.4
『アベンジャーズ』シリーズでアクション監督をやっていたサム・ハーグレイブ、ジョー・ルッソ脚本、そしておなじみクリス・ヘムズワースというアベンジャーズ組が作ったゴリゴリのアクション映画。カーアクションからインドのゴチャゴチャした場所で行われる市街地戦を怒涛の長回しで撮影したシーンは圧巻。扉を開くと次の敵がいてカメラの位置がドタバタ駆け回っていく感じはゲームっぽい作りに近い。CODのキャンペーンモードのあの雰囲気から影響を受けてますって言われてたら絶対に納得する。
ストーリーも単純かつきちんと主人公の心情が描かれるので丁寧。麻薬王の父を持つ息子が自分の命を狙う者を殺すことで、父と同じ「誰かの父親を殺す」になり、最愛の息子を守ってやれなかったタイラーが任務で出会った少年を全力で守るために戦う。この立場は違った親と子の関係性がしっかりアクションを通して描かれていたのは良かったと思う。
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