クリヘム最新作！しかもあの戦狼Ⅱのスタント・コーディネーターのサム・ハーグレイブの初監督作！（『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のスタント・コーディネーターも） これは期待！ということで見てみたら期待を上回る超絶アクション作品になってました！
至近距離ナイフ拳銃アクション、AKアクションは戦狼Ⅱからさらなる進化を遂げてクリヘムに上手くフィットさせることができてて素晴らしい、皆も言ってるけど、中盤のどこまでも続く長回し風アクションは本当に凄い。ここの部分は『ジョン・ウィック2』と同等以上のことが出来ていて見ていて本当に楽しいし、「まだやんの！？まだやんの！？！？」って5回くらい驚かされる。カメラも編集も役者もよくやったよ。ここだけでも見る価値あるわ。流石サム・ハーグレイブ！天晴！！
お話は謂わばクリヘム版の『ティアーズ・オブ・ザ・サン』。あれよりももっともっと個人的で大義の無い物語だけど、まさにワンマンアーミーって感じで、たった一人の救出劇。勿論こちらも「これ国際問題だろ！笑」ってレベルの大騒動になってるけども。とにかくシンプルな筋に主人公の内面のお話が乗っかっててそれだけなので、変に飾ったり格好付けた感じがしなくてとても良い。クリヘムは『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』に続いて、生きる目的を見失い現実から逃げつつも死に急ぐ男を演じてて、「何か正しいことをさせてくれ」という感じの魂の慟哭がひしひしと伝わってきて、筋肉だけじゃなくて演技でも魅せれる素晴らしい役者だよなぁと再認識。大好き。
『ストレンジャー・シングス』からめっちゃ売れてきてるデヴィッド・ハーパーが出てきたのは嬉しいんだけど、ちょっと典型的なキャラ過ぎて、あいつはいらなかったな笑
気にかけてくれてる女の同僚も、ライバル役の元特殊部隊の人もとても良かった。
ラストがちょっと「え？」って言うのが二回続くんだけど、まあご愛嬌なレベルかな。
映画館で見たかった！！フリースペース借りて上映会やろうかな。。。見れるのであれば良い音響、でかいスクリーンで見るべきアクション映画です！おすすめです！
