ポールペン格闘、極厚本格闘に次ぐ、コップ格闘を魅せる死にたがり傭兵の最強救出譚！
轢かれたら必ずや轢き返す、、、それが漢たちの流儀！！
最初に挙げた格闘があった映画『ジェイソン・ボーン（シリーズ）』や『ジョン・ウィック（シリーズ）』のアクション映画の傑作の経緯があってこの映画が誕生した！と実に感じるアクションエンタメです。
だからアクションとしての"斬新さ"を問われると首を傾げてしまう可能性があり、所詮二番煎じじゃんという意見もあることでしょう。
しかし、新たなアクションヒーロー:タイラー・レイク（クリス・ヘムズワース）の誕生を喜ぼうじゃありませんか！
ま、既に前世無敵の神だったんですがw（MCU）
『ジョン・ウィック』のスタイリッシュアクションとは少し違い、あくまでも地に足ついたかのようなCOMBATアクション（CQC）が基礎にあるのか、クリヘムの修練の期間や意気込みの有り様が十二分に伝わってきます。
そのアクションもバラエティが豊富で、CQC格闘術からナイフアクション、銃撃戦、スナイパーライフル射撃もガッツリ頭蓋を捉えてるような描写で迫力があります。
まるで"プレイングゲーム"のような没入感をもたらすカメラワークもまたいい！
もう初速が低速ながら前半一時間でピークを迎えるような怒涛のアクション尽くしで、観てるこっちが丁度気疲れした頃に箸休めの休憩を入れるなど、構成も練られてはいるようです。
そこで緊張の糸がプッツリ切れたという批判もありそうな気がしますがねw
概ね満足のいく大作アクションでしたが、ラストまでも"既存臭"のするオリジナリティに欠ける感じはちょっと勿体なかったですねぇ…
カタルシスにもうひと押しという感じw
