ワイカ

タイラー・レイク -命の奪還-のワイカのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 いやはや凄かった。人質救出系の映画ではたぶんトップレベルのアクション。最初から最後まで緊張感にあふれ、息つく暇もなく一気に観れました。

 インドのムンバイの麻薬王が、バングラデシュのダッカの麻薬王に息子を誘拐され、救出を依頼されたマイティ・ソーら傭兵チームが、ダッカでひたすらドンパチを繰り広げながら、必死に人質を守り抜こうとするお話。

 圧巻だったのは、前半の逃亡劇の長回し(風?)のシーン。すごい緊迫感で、ずっと画面から目が離せませんでした。どうやって撮ったんだろ。

 その後もひたすら絶体絶命のアクションが続き、リアルな戦闘シーンに、最後まですっかり圧倒されました。物語に緩急もあって飽きませんでした。

 もちろんツッコミどころはあって、あの依頼主の手下はたぶん、刑務所に入ってるボスが身代金払えないから傭兵チームを利用して美味しいところだけ持っていこうとしたんだろうけど、わかりにくい!そんなに強いなら1人で救出しできたんじゃ?

 ダッカの警察や軍の人たちも、たぶん職務として一生懸命働いてるだけなのに、殺されすぎでかわいそう!あと途中助けてくれた旧友も、裏切って人質殺したら誘拐した側からお金もらえるってそんなバカな。生きたまま連れ戻して身代金3倍にしたりした方が、絶対いいに決まってるじゃん!

 …などという無粋なツッコミは一切しないで観れば、とっても楽しめる映画です。マイティ・ソーは悲しい過去を抱える無双な役に実にハマってました。ゴルシフテ・ファラハニは美人!かわいい彼女役だったパターソン観た次の日に観たらすごいギャップでした。

 これがNetflix限定だなんて。Netflixでは記録的な人気作品になってるそうで、終わり方もああだったし、続編も期待したいものです。
ワイカ

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